経済のお勉強しましょう。

ブログ更新は久しぶりです。

最近は、仕事の傍ら、経営哲学・実際の経営理論

そして、経済ということを学んでおりました。

 

私は経営者なので、日本と国外の経済についても知っておく必要があります。

ところが、元来小学校からの社会科苦手意識のあった私は政治経済について全くの無知でした。

アベノミクスのどうのと言われましても、いいか悪いかを判断できません。

 

しかし、それでは困ることにきづいてしまったのです。

経済が分からず経営を行うことは、地図無く大海にこき出すようなものです。

 

周りの状況もわかりませんし、自分がどこへいくのかもわからないわけです。

そのことに今更ながらにきづいてしまいました。

そして、私が学んだことを徒然と書いていきたいと思います。

 

デフレは悪である


さて、今の日本は不況ですね。
ざっくり約20年感もデフレが続いています。

デフレとは継続的な物価の下落です。

 

我々経営者にとって物価から利益を算出します。
つまり「物価の継続的な下落=ドンドン貧乏になっている」
ということですね。

 


デフレがこのまま続きますと庶民はなかなか裕福にはなれません。

今の実体経済からみますと、デフレ=悪です。

 

簡単に説明します。

まずインフレ(物価の上昇)の場合

 

銀行に沢山の資産がある方は

インフレになると困ります。

 

例えば銀行に100万円の貯金がある人の場合

1万円のものを100個購入できます(消費税別)よね

 

1年後、物価が2%上昇した場合に、

物価が10,200円になっているわけですから、100個購入できなくなります。

 

98個しか買えません。

銀行資産のある人にとってはインフレは良くないわけです。

 

 

しかし、その反対側では、

かつて1万円を100個販売した業者は、1年後に物価が上がったために商品2個分の余裕がでてくるわけですね。98個の販売で1年前と同じ売上がたちますから

 

ではその反対のデフレの場合といいますと

 

物価が下がるので、同じ100万円の売上のために多くの商品を生産する必要がでてきます。

 

生産方式を工夫したり人材投資したりして生産性をあげられればいいかもしれませんが、

日本は既に高い生産性を誇っております。

 

そこからさらに生産性をあげるためには、労働者を少し長く拘束する必要がでてきます。

 

支払うべき給料を増やすか、給料そのままでブラック企業とよばれるのか・・

 

どちらを選んだとしても、デフレが続きますと、

投資した金額を回収するための時間が長くかかるようになっていくわけです。

 

 

働くひとは、ほとんど皆さんが裕福になりたいはずですよね。

 

しかし、デフレの世の中ではそれが難しくなっていくのではないでしょうか。

 

日本政府は政治に失敗している

 

 

さて、このデフレから脱却するために日本の政権も数々の手を売ってきているわけですが、なかなかうまくいっておりません。

一昔まえは、デフレは貨幣減少である!
というなんだか意味のわからないプロパガンダがありまして
政府は、ここ数年で貨幣を増刷しまくりました。

 

大量にお金を増やせばインフレになるという理屈ですね。


ところがどっこい
実際のところどうなりましたかといいますと

1.日銀の口座に大量のお金が貯蓄される、
2・株式価格ばかり高騰する

つまり、実質的なインフレは起きていない。
デフレ脱却していない。

 

ことばをかえてまとめますと、
日銀が大量に貨幣を増刷したのにもかかわらず
皆は相も変わらず貧乏である。

ということになっています。