実際に、グッドANDニューをおこないました。 

さて、今回は、実際の具体的な改善に向けた取り組みとして

「グッドANDニュー」

 

をおこなってみましたところ、思ったよりも上々の効果がありましたので、その報告です。

まず、朝のミーティングです。

当社では、毎朝、清掃時間を早朝に設けています。

始業時間の30分前から毎日おこなっているのですが、

数日前より 密かに「グッドANDニュー」を導入したかった私は、

朝の清掃を手伝いながら各スタッフに軽く声をかけていきます。

「おはよう! 今日もあつくなりそうだね~」

と元気ばっかり全面にして適当なことをいいながら清掃手伝いを行います。

 

スタッフの表情もいろいろです。

元気に挨拶してくれると安心しますが、

朝からどんよりとした表情のスタッフがいると不安になります。

 

そんなこんなで、私が清掃手伝いを行ったことにより、いつもより清掃時間に余裕があります。

 

そしてミーティング時間

「◯◯さん、元気そうだけど最近なにかいいことありました?」

私が声をかけるとスタッフは

「い、いえ~~。特に何も・・」

といいながらニコヤカに返してくれます。

 

「今日の仕事を楽しく元気にやっていきたいので、最近あったいいことや

最近始めたことを各人にききたいのですが・・・◯◯さん、何かありませんでしたか?」

 

と聞きますと、最近入院していたお父様が退院されたとのこと。

 

そんな調子で各人にひとことづつ答えてもらって約5分・・・

 

約1週間つづけてみましたところ、

明らかにスタッフ同士の声掛けが違ってきました。

 

仕事中にお互いが気を使えるようになってきた感じがあります。

必要があってスタッフに声をかけますと元気に返事してくれるようになってきました。

 

このことにスタッフ同士はきづいているのか?

 

それは分かりませんが、明らかに仕事中の笑顔が増えています。

来店されるお客様にとっては、雰囲気がいいことが伝わっているかと思います。

 

私自身ははっきり効果が出ていると思いました

数値的なことになりますと、月毎の営業利益がどのように推移していくかでみることができるでしょう。

 

とりあえず、3ヶ月は継続して週に3回ほど行ってみたいと思います。

そのことを

1週間後の朝のミーティングで軽く伝えたところ、

「え~~・・」

 

なんて不満を漏らしながらもなんだかにこやかにしています。

 

その姿を見てホッと胸をなでおろしました。

 

スタッフにしても何せ、発表しなければならないので、参加者は明日の発表のために、これから24時間以内に体験する出来事からネタをさがさなければなりません。

 

しかし、職場のムードがよくなることはスタッフにとっても歓迎のはずですよね。

 

さて、以上のことを理屈でかんがえてみますと、

私達の日常は、学校・会社においては常に戦闘態勢の状態と言えるかもしれません。

 

そこへ、「いいこと」「新しい発見」という空白のスペースが脳の中に出来ます。

  1. 「脳は空白を嫌う」
  2. 「繰り返して行われる行動を脳は重要なものとして判断する」

という原則

から、時間とともに、個人あるいは、組織の思考パターン・行動様式が変化する、といった現象がおこるものと考えられます。